ブログ・Blog – やえことば

カナダ先住民のresidential school

次のニュース、カナダでは大きく報道され、大学や学校の会議でも話題となっているそうです。

先住民の子どもを親から無理やり引き離し、学校に閉じ込めるだけでなく、残虐行為をして死なせるという暴挙です。それが1990年代まで続いていたのですから驚きです。今回たくさん遺体が見つかったのですが、これが最後ではないだろうとのこと・・・。
先住民のコミュニティでは鎮魂のための儀式をしているそうです。
これは「かつて起こったこと」ではなく、犠牲者が隣人であるカナダでは完全に「今まさに現場で起こっていること」で、遠い昔の話ではありません。
ここから和解（reconciliation）を達成するのは並大抵のことではないでしょう。しかし、それを目指すしかない。

以前みた「Paperclips」というドキュメンタリー映画を思い出しました。ホロコーストのことを学ぶため、犠牲者の数だけペーパークリップを集めてみてはどうだろう？という思い付きから始まったプロジェクトです。

いずれも、「人の話を聞くこと」「ことばを通して考えること」がものすごく重要にかかわってきます。

和解プロセスのための「witness blanket」に関するサイト：

https://humanrights.ca/story/picking-up-the-pieces-the-making-of-the-witness-blanket